この日は代休を取得して上京。板橋区役所駅で関西の某名物ファンと遭遇。「天野の応援したら美咲にバレるやろか」この人は選手の間では非常に有名な人物なので、バレないわけはないのだが(^^;
やや余裕を持って会場に来たが最前列席は売り切れ。なので２列目を買ったら、なぜかその席の前列数席は最後まで人がこなかったため、実質的に最前列で観戦できた。
１９時開始で時間はタイトな筈だが入場式は通常通り。倉垣はおニューの白いシューズを履いていた。選手を代表して美咲が挨拶。
○倉垣翼 納見佳容 アキュート冴 VS 藤井巳幸× （１２分３０秒 ムーンサルトプレスからの片エビ固め）
倉垣の（だと思う）入場テーマ曲が新しくなっていた。
倉垣と納見が先発、冴とクロスラインを見せ、宙返りホイップ（着地で失敗(^^;）逆肩エビ、冴との２掛りで攻める。これがメインでは．．．
納見がドロップキックで反撃し、藤井が出るとヘアホイップから胴締めスリーパーで攻める、二人掛りのお返し。さらに冴逆エビ、藤井も逆エビのお返しと続く。納見に対して冴のとびつき腕ひしぎ十字固め。馬飛びフットスタンプ、さらにダイビングフットスタンプはかわされるも、雪崩式一本背負いは決める。
納見のダブルリストアームサルト、藤井のブレンバスターホールド、ラマヒストラルと倉垣が攻められるが、しのいだ倉垣はバックドロップ、冴と連係してファンタスティックホイップフットスタンプ！と反撃。さらに冴が納見を場外でブランチャを見舞ってる間に倉垣が月面メガトン水爆でピン。
今年に入ってから精彩を欠いていた冴だがこの試合はそうでもなかった。
○美咲華菜 VS カルロス天野× （１２分５７秒 膝十字固め）
美咲もニューテーマ曲。低い体勢からのタックルの奪い合い、テイクダウン、バックの取り合いから開始。ブレイクすると今度はローとパンチの打ち合い、美咲が膝蹴りを決めると天野はロープへ飛んでフライングラリアット。これを受けて飛んだ美咲が場外へエスケープ。膝をまたやった模様。
ややインタバルを多めにとって上がった美咲の右膝へ蹴りを見舞い、アキレス腱固めをしかける天野。さらに場外戦で優位に。
美咲は倒立フランケンから反撃、ローリングセントーン、クロスアーム式ノーザンライトスープレックスホールド、雪崩式ブレンバスターと続け、場外に落としてエプロンからダイビングセントーン、反対側エプロンでもう一発。
美咲の右足をトップロープにひっかけ攻める天野、つづいてダイビングラリアットは美咲ドロップキックで撃墜するが、かえって右膝にダメージを残したか。打撃戦になり、美咲の右ハイキック、グーパンチ、裏拳、天野のハイキック、エルボースマッシュの応酬となる。しかし美咲の右ハイを取って天野が裏アキレス腱固めから膝十字に苦悶する美咲。
美咲はフィッシャーマンバスターを狙うが天野はこれを許さず、逆に天野はとびつき腕ひしぎ十字固め、の要領で膝十字固め、これでストップ。
天野が出るとＪＷＰらしさが前面に出てきていいなあ。美咲が膝をやってどうなるかと思ったが、案外そのあとはロープワーク等のない打撃戦という形でテンションが落ちず好試合になった。
★プロレス界初身長１５３ｃｍ以下限定ミニモニバトルロイヤル 出場：コマンド・ボリショイ、米山香織、アキュート冴、和田部美穂、 チャバリータＡＳＡＲＩ、山本千歳ほか 決勝： ○コマンド・ボリショイ VS 和田部美穂× （１０分３７秒 オーバーザセカンドロープ）
ミニモニ。のヒット曲が流れる中、「１５３」と書かれた身長測定器が搬入される。これで入場選手に対していちいち身長測定するという意味のない細かさ:-) 途中ブッダマンが入ってくるも「女子の試合だ」と追い返される。しかし再度やってきて「ブッダ子としてやる」とアピールして認められた模様。これが「ほか」だったとは(^^;
というわけでゴング直後はみんなブッダマンを避けて逃げ回り、次いではみんなで袋叩き（ストンピングだが）というシーンが続く。ＴＶ放映不可だ、と思って観ていたら本当にS-ARENAではカットしていた(^^;
まずブッダマンがみんなにセカンドロープから蹴り出されて失格、次いで冴がみんなに押さえられピンされ失格。ついで米山がコマンドにムーンサルトアタックを放ったところをエビ固めにされ失格。
和田部をＡＳＡＲＩとコマンドが２Ｐロメロスペシャルに、ここをカバーにいく山本(^^; これを恨まれみんなでフォールされ山本失格。
そして３人が残った。和田部をコマンドとＡＳＡＲＩで取り合う。首４の字が出ると失格した選手がみんな乱入して首４の字トレイン。そこへブッダマンがコマンドを狙ってコーナーを登る、が転落（笑）と同時に解けるトレイン。
和田部が初代タイガーライクのトップとセカンドロープ間で回るムーブを見せる。コマンドも（和田部よりは）自分が本家とばかりに同じムーブを見せるがここでオーバーザセカンドを狙って和田部が落とそうとする、がコマンドがうまく和田部の方を落として優勝。
優勝者にはミニモニトロフィー授与。
最後は冴を除くみんながリングに上がり握手、とともにみんなでコマンドを蹴飛ばす(^^;他はみんなリングをすぐ降りるが、米山だけ残されその場の取り繕いをするハメに。しかしこの冴がいないというのが実はメインへ向けてのささやかな伏線だったとは！
〜ＱＫ〜
インフォメーションで２８日ディファのカード発表など。
コマンド・ボリショイ アキュート冴 × 日向あずみ 輝優優 春山香代子 美咲華菜 ○倉垣翼 VS 米山香織 （１８分０９秒 ムーンサルトプレスからの片エビ固め）
美咲は黒いコスチューム（２回目のvs土屋、IWAジャパン６人タッグに参戦時に着用したもの）に着替えて登場。倉垣もハルクラ用コスチュームに着替えて登場。ハルクラで日向を肩車して正規軍の結束をアピール。日向は水着の上からコルセットを巻いた姿。
当初、日向・春山・倉垣 vs 輝・美咲・米山の６人タッグの予定だったが、出る予定のなかった冴がコスチューム姿のままリングに上がり輝に何やら談判、すぐ春山に襲いかかる冴。セコンドについてたコマンドも加わることになり８人タッグに変更。
場外乱闘となり日向がよりによって私の目の前で美咲をイスに叩きつける。鬼・悪魔・日向。乱闘からリングに戻ると冴がかわるがわる攻められる展開。キャメルクラッチ、逆エビ固め、風車式バックブリーカーと集中砲火を食う。
正規軍は米山を倉垣、日向、コマンドでジャイアントスイングで回すショーを披露。しかし太って重くなったので回しにくい米山(^^;
終盤、日向のみちドラ、輝の垂直落下ブレンバスターと応酬となるがいずれも自力でカウント２で返す。
さらに冴に対して春山が雪崩式パワースラム、春山が担いで倉垣が高角度ダイビングプレス、さあらには倉垣のムーンサルトプレスまで出るが、冴はこれを自力で返す。そしてエビ固めなどの丸め込みを狙うなど反撃するが、２発目のムーンサルトプレスは返せず。
倉垣がなぜか美咲に「次はおまえだ潰してやる」と迫る。美咲は「いつでもやってやるよ、早い方がいいんだけど、次のディファ有明でハルクラで来いよ。冴、おまえもこのまま引き下がってられねえだろ」とカード変更を示唆。「ピュアハートなんて古いってことを思い知らせてやる」倉垣が「ＪＷＰはピュアハートでやってきたんだ」と食ってかかる。
日向が「美咲、私もお前がいったピュアハートの先を行くってのをじっくり見せてまらう」ところが美咲は聞いちゃいなくて引っ込んでる(^^;「わかってんの？」と怒る日向(^^;(^^; 気を取り直した日向がファンに挨拶して締め。
というわけで正規軍vsアンチピュアハート軍の色分けが明確になった興行で、こじんまりとしていたわりには結構面白かった。メインが平板だったという意見もあるのだが、私はあまり気にならなかった（確かに突如裏切った冴がターゲットになるとかならないとかが中途半端ではあったのだが）。
試合後またツーショット撮影会があった。例の名物ファンは美咲との撮影を申し込んでおり「天野の応援していたことバレてへんやろか」まだ言ってる（笑）。果たして現れた美咲は開口一番「あっ！天野ファン！」（爆） だからバレないわけないって。