2001.7.23 JWP 久留米リバーサイドパレス梅光苑 


 土曜日は深夜出勤、日曜日はトラブルで急遽深夜出勤、と体のリズムが狂ったまま一時間ちょっと寝てから飛行機で福岡へ。特急で30分弱。タクシー1メーター。駅から歩いても10分ちょっとぐらいだと思うが。会場は「久留米リバーサイドパレス梅光苑」なるところ。旅館というかホテルみたいなところか。プールも併設されていて滑り台が見える。「梅光苑」というのは要するに大きな宴会場で、上野東天紅の旧JWPホールにイメージが近い。会場は暗くて撮影には辛い。

 通常に入場式があってから第一試合へ。二試合目のコマンドの試合には対戦カード表にはなかったもの。急遽追加らしい。


×米山香織 vs タニー・マウス○
(6分37秒 タニー流パロ・スペシャル)

 不意討ち攻撃の応酬、タニーの四方への変な顔攻撃、タニーバットと米山のフライングエルボースマッシュの応酬。笑わせ系攻撃でタニーが盛り上げ、最後は一本足頭突きを何発からくわしてタニーがいうところのパロスペシャルで。

 米山はそのままリングに居残り。


○コマンド・ボリショイ VS 米山香織×
(4分00秒 フィッシュストレッチスリーパー)

 米山の強襲ドロップキックをかわしていきなり関節地獄を見せるコマンド。ボディシザースでも悲鳴を上げさせるなどコマンドのペース。米山は果敢に張り手合戦を挑むが打ち負け、苦し紛れの蹴りを放ったところを取られて裏アキレス腱、そこからフィッシュストレッチスリーパーをくらいタップ。


○倉垣翼 vs 市川孤火名×
(15分25秒 ムーンサルトプレスから片エビ固め)

 アキュート冴は今後JWPマットでは孤火名キャラで通すらしい。

 孤火名の奇襲から、グラウンドでのがぶりあいと推移。さらにスタンドとなると、孤火名はホイップ投げでトリッキーな動きを見せ結構ウケる。

 孤火名はスリーパーを決めつつ「倉垣まいったかあ、まいったかあ」さらに「審判まだまいらぬのか」てな調子。で自分はレッグロックで絞られても「まいったはせぬ」「まいらぬうう」。ヒジグリグリされると「ひじが入っておる」しまいに倉垣が「ムカつくなおまえ」とかみつく。孤火名はカバーにいったり回転エビでも「押さえこみいい」。結構徹底してる。スイングDDTのような新技にも挑戦する孤火名。

 場外乱闘となり最初劣勢な孤火名がマイクをつかみ「待てええ」とやって反撃。エプロンからのフットスタンプ。さらにリング内で「寝てろおお」とやってダイビングフットスタンプは回避された。さらに雪崩式一本背負いも炸裂。

 しかし倉垣もダイビングプレス、オクラホマスタンピートと反撃。孤火名はとびつき腕ひしぎ十字固めも見せるがイマイチ決まらない。倉垣はバックドロップから、最後はムーンサルトプレスを炸裂。天井が低くこの技をやるには怖い会場だと思うが、見事にきまりピン。

 しかし孤火名ゴング後も自ら立ち襲いかかり「覚えてろおお」キャラを忘れない(^^; なかなかキャラが確立してきた。


 元気美佐恵   井上京子○
×田村欣子  vs 宮崎有妃
(19分37秒 逆さ押さえ込み)

 まずは元気と宮崎の背比べから入り、オーソドックスな技に宮崎のバク転系を交えかみつきも交える。舞台裏では階段を登るにも難渋していた京子だがリングでは流石にそういう片鱗を見せない。豪快な二人投げなどでウケを取るが、全般には受け気味か。

 元気のカンパーナやフライングエルボードロップなど、宮崎の反撃のフライングネックブリーカーなど結構客ウケがいい。全般に客のノリが良い方と思われ。

 宮崎はエプロンに寝かせた田村へのドロップキックなどでかなりウケる。田村はこの局面に限らず結構受けが多い。宮崎はハワイアンクラッシャーも見せるが、これを凌いだ田村は雪崩式ダブルリストアームサルトを炸裂。

 宮崎は京子と攻勢に入るが雪崩式フランケンシュタイナーを失敗し動きが鈍る。京子がラリアットで派手に行く。更に元気に見せる雪崩式ブレンバスターもド迫力で大ウケ。宮崎がなかなか復活せず京子が奮闘。

 田村がハードヒッティングエルボー、ダブルリストアームサルトと京子に炸裂し攻勢。京子もラリアットなど反撃し、ナイアガラを狙う。これを逃れ田村が逆さ押さえ込みを狙うがこれを逆に京子が押さえ込みカウント3。


 〜QK〜

 インフォメーションコーナーはコマンドと倉垣だったが、何をアナウンスしていたかは忘れた(^^;


×美咲華菜 vs 輝優優○
(25分53秒 エルボースマッシュから片エビ固め)

 美咲は黄色バージョン。

 序盤は静かにさぐりあい、突如ロープワークからソバット応酬、またさぐりあい。グラウンドでスリーパーを狙ったり袈裟にいったりヘッドシザースにいったり美咲がSTFを見せたり。序盤もっぱらセコンドとして声援を送ってたのは田村とかタニーとかであった。

 輝がやや優勢になるがスタンドで美咲が攻勢に。コブラツイスト、脇固めと攻める。DDTの応酬から、輝が稲妻連発、美咲が倒立フランケン、場外戦になり美咲がエプロンセントーンを2発。さらにイスにつっこませ、売店でもいたぶる。


     倒立式フランケンシュタイナー            エプロンからのセントーン

 輝が戻るや延髄斬りなど優勢。流星キックも炸裂。美咲もダイビングセントーン2発、ラマヒストラル、輝も逆ラマヒストラルを出す。

 美咲はKショックなどだすが決定打にならない。コーナー上の輝に裏拳を連打してグロッキーにする。これでかなり優勢になりフィッシャーマンバスターなども出すがフィニッシュにならない。輝もフライングニードロップを放つが決まり手にならない。


 裏拳が炸裂、輝は結構ダメージ大きそうだった   美咲のフィッシャーマンバスター

 輝の垂直落下ブレンバスターもカウント2どまり。美咲はさらに逆ヨーロピアンクラッチを見せ、ハイキックや座ったままの裏拳など放って反撃。しかし輝のエルボースマッシュが炸裂しグロッキーか。輝はこれで決めずさらに1発、何か終盤の輝は終わらせたくない、というように見えた。そしてカウンターでもう一発。これでピン。


  輝の垂直落下ブレンバスター          美咲がなんとヨーロピアンクラッチ

 ラストワンにふさわしい好勝負だった。

 美咲は「みなさんありがとうございました。私は今月29日引退します。今日が最後から2番目の試合でした」知らなかったのか驚く客もいる。「輝もありがとう、みなさんありがとうございましたございました」とリング上で挨拶。最後は輝と肩を支え合い退場。


★JWP認定無差別級選手権試合
○日向あずみ VS 春山香代子×
 [王者]    [挑戦者]
(16分09秒 みちのくドライバーIIから片エビ固め)日向が2度目の防衛

 春山のテーマ音楽がロクに流れないアクシデント、しかしこれを大声で気合を入れて壊れた雰囲気を理科バリするあたりは流石>春山

 カラオケの伴奏で、クラウン所属という(まさかインデペ団体のCROWNじゃなかろうな:-)女性歌手の「君が代」あり。

 最初は日向のニーアタックなどきつい当りから、JWPらしいグラウンドへ移行。日向が次第に優勢となり春山の動きをとめていく。しかし春山もスリーパーなど攻め返して見せる。日向はエグいエビ固めで反撃。場外乱闘は春山が有利に勧め、リング内でのローリングクレイドルにつなげる。しかし日向もトペコンで見せ場をつくる。

 春山はしかしフェイスクラッシャーやパワーボム、ジャーマン、ダイビングプレスで見せ場を作るが、日向も雪崩式人間風車、ロコモーション原爆で反撃、春山はオレンジブロッサムで反撃、日向もだるまジャーマン。春山はコーナーの日向をアルゼンチンバックブリーカー式に担ぎ、スタナーぽく、投げつける新技を見せる。

 日向は挽回し、みちドラを炸裂、しかしこれをカウント1で返し回転エビ固めに取る春山、しかし日向はさらにダイビング延髄ニーを炸裂し、そこからみちドラでピン。

 試合後日向はマイクで、下関のJWPタッグの挑戦は春山をパートナーとすることを表明。


 観客のノリもよく結構盛り上がった良い興行だった。


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