この７月には、美咲vs輝戦が予定されていたＪＷＰ秋田が中止になり、金券屋で買った航空券がほぼ丸損（払い戻しできないので、無駄にしないためには用が無くても秋田に行くしかない）となったり、久留米に美咲vs輝戦を見に行った帰りに愛機HP200LXを紛失したりと散々な目にあった。しかし引退試合を無事に観戦できたし、この日のために作った垂れ幕を忘れて来ることもなかった、と思えば本質的には別に不運でもなかったような気がする。
とはいえ、前日に急遽HP200LXの変わりにシグマリオンを調達したところ、これのセットアップに手間取り、深夜バスで行く予定を変更する羽目になったりして前日までバタバタしていた。朝一番の新幹線で出かけるつもりが30分寝過ごし、その他似たような失敗があったりしてディファに着いたのは結局11時前後であった。会場まで45分ぐらいの時間はあっという間に過ぎてしまうものだ。
会場前にはサムライ！とナンバーワン・プロモーションからの花束。当日券売り場の貼り紙は最前列席は当然としてもリングサイドＡも売り切れとなっている。ここしばらくにない盛況だ。しばらく会場で見かけなかった知り合いにも何人か会えた。
試合会場の北西側にスクリーンが新設されている。
この日は、旧来の美咲垂れ幕、本谷香名子時代の垂れ幕、そしてこの日のためだけに新規に作成された垂れ幕の計３個がバルコニーを飾った（のであるが、記念に全部撮影しておく、というふうに頭が回らなかった(^^;）。
×米山香織 vs 坂井澄江○ （７分００秒 首固め）
序盤のコーナーワークでいきなり危うく(^^;３カウント奪いかけた米山。その後もエビ固めなどちょっと危ないシーンあり。米山はかさにかかってドロップキック、ミサイルキックなど攻勢。
中盤坂井も水車落とし固め、ミサイルキックなど攻勢、しかしムーンサルトプレスをかわしてさらに攻める米山。エビ固め合戦など優勢だったが、首固めの返し合いで逆にピンされた。確か前の坂井戦もこんな感じで坂井がかなり受けてばっかりだったような気がするなあ。第一試合だから、という配慮を優先させたのだろうか？＞坂井
○藤崎忠優 vs ジャック★ガイスト× （５分１８秒 だるま式ジャーマン）
序盤は場外の空中戦、ブランチャ、場外からエプロンへのドロップキックなど、ガイスト有利。藤崎は４つんばい頭突きから腕関節へ攻勢。ムーンサルトプレスから押さえ込んだガイストを足だけつかっての足関節攻めで攻める藤崎という攻防。
ファイアバードスプラッシュで攻勢をかけたガイストだが、藤崎が受けつつもすぐ立つと頭突き、そしてだるまジャーマンでちと唐突にピン。
前回の藤崎vs勇作に比べると反応はまま良かったのだが、やはりあえてＪＷＰマットに招致する意義を感じる試合ではなかったというのが正直なところ。
○輝優優 ｖｓ 市川狐火名× （８分３９秒 エルボースマッシュから体固め）
狐火名は大げさなポーズで握手要求「さあさあさあ」苦笑する輝。
「さあさあさあ」 稲妻レッグラリアット
お許しをポーズ 狐火名のスイングＤＤＴ
狐火名さらにアームホイップ系で見せる。がぶりあいのグラウンドをちょっと見せ、輝はキチンシンクや稲妻レッグラリアットで攻める。狐火名は大げさな「許して」ポーズ。しかし輝の張り手をすかしてレフェリーのスゴーに誤爆させる。スゴーは怒って狐火名をはたく。
輝が狐火名に怒って追いかけると場外中使って鬼ごっこ。途中輝は観客のかげに身を隠し捕まえようとするが巧みに逃げる狐火名「捕まらぬうう」。しまいにはコーナー上から雪崩式遠当ての術（画像左）を放つ狐火名。輝側セコンドの美咲、タニーがひっくり返る。食らった本人はごらんの通り平気なのだが。
リング内でも雪崩式背負い投げ、スイングＤＤＴ、ダイビングフットスタンプなど攻める狐火名「押さえ込みいい」とカバー。
しかし輝はエアプレンスピン、バックフリップと攻め、最後はカウンターのエルボーで自分が「押さえ込みいい」とやってピン。
「押さえ込みぃ〜」
日向あずみ コマンド・ボリショイ ○倉垣翼 vs 春山香代子× （１３分４４秒 ムーンサルトプレスから片エビ固め）
開始直後からいきなりしかける春山、倉垣をローリングクレイドルで回し（逆回転付き）、調子にのって日向も回すが、怒った日向に脇固めをくらう。
コマンドも関節技で健在ぶりをアピール。日向が春山を風車バックブリーカーで攻めると続く倉垣も逆エビの逆襲。コマンドがうまくペースをつかみ誤爆を誘ったりしてペースをつかみ、春山とふたりで見得をきったりする。日向もロープはり付け蹴りやジャーマンなど攻めるが、どうも今日は、春山のペースに取られ気味。
雪崩式パワースラム、オレンジブロッサムと攻める春山だが倉垣が効果的にカット。倉垣のラリアット誤爆をさそうなどなかなかペースを許さず。倉垣のムーンサルトプレスもかわして有効打にさせない。しかし最後はコマンドが足を引きずって満足に動けない状態。無理を押して試合に出たのがまずかったか？その虚をついて３度目の正直で倉垣がムーンサルトプレスを命中させピン。
倉垣がマイク「ベルトに挑戦してこい、シングルをやろう」春山は「シングルはやるがベルトはいらない、私はもっと上を目指す」倉垣が怒って乱闘になった。